ワット・チェディ・リアム

チェンマイワット・チェディ・リアム

タイ北部、チェンマイにある寺院「ワット・チェディ・リアム」のフォトギャラリーです。

チェンマイは かつてはタイ北部一帯を治めた「ランナー・タイ王国」(1296年にメンライ王により成立したとされるタイの王朝)の首都であり、タイ北部最大の都市
(ランナー・タイ王国: メンライ王(マンラーイ王)により1296年に成立したとされるタイの王朝)

歴史の古い街であり、多くの見どころのあるチェンマイですが、ここでは郊外にある寺院「ワット・チェディ・リアム」Wat Chedi Liam の様子を紹介しています。
(上部が半分崩壊したお寺「ワット・チェディ・ルアン」と名前が良く似てますが、お間違えの無きよう)

チェンマイにある寺院「ワット・チェディ・リアム」。仏塔はランプーンにある寺院ワット・チャーム・ティーウィーのチェディ・ククットをモデルに造られたもので、5段式です。

チェンマイにある寺院「ワット・チェディ・リアム(元々は黄金のチェディを意味するワット・クー・カムと呼ばれた寺院)、かつてはメンライ王の王国(後のランナー・タイ王国)において首都をチェンマイに移す前の首都であったウィアン・クー・カム(現在ではチェンマイの一部)の主要な寺院。1287年に建立され、現在でも使用されている寺院でお坊様たちもお住まいになってます。

寺院は1908年に修復されており、修復した人はビルマの商人であったがために装飾の多くはビルマ様式になってます。
(かつてはチェンマイはビルマの支配下に置かれていたこともあって、ビルマの人が修復したのかな?)

仏塔(チェディ)は、5段階様式になっていて、これはランプーンにある寺院ワット・チャーム・ティーウィーのチェディ・ククットをモデルに造られたもの
そのチェディ・ククットに同じく、各階層は各々の面に3つの仏像を収め、5段あることから一面は15もの仏像をお祀りしています。4面あることから全部で60体の仏像をお祀りしていることになりますね。角には大きなライオンが守護しています。

この寺には馬車が待機していて、ここからかつての都であるウィアン・クー・カムの遺跡群をのんびりと見て回ることができます。楽しいですよ~。

では、早速行ってみましょう。^-^)

【チェンマイ】ワット・チェディ・リアムに行ってみよう

チェンマイの街中から南へ7,8km行ったところにある寺院「ワット・チェディ・リアム」。
車で行きましたが、いきなり高くそびえる仏塔が見えます。
チェンマイの街中から南へ7,8km行ったところにある寺院「ワット・チェディ・リアム」。
車で行きましたが、いきなり高くそびえる仏塔が見えます。
かつては「ワット・クー・カム」 Wat Ku Kham と呼ばれてますが、チェンマイには、ワット・クー・カムと呼ばれるお寺が割と近くにあったりするので、迷わないようにこの名前は忘れてください。(というか実は私はワット・クーカムを目指して最初行ってしまいました。^o^;) )
2列目の文字は昔のランナー文字でしょうか。
やっとの思い(?)で辿り着いた「ワット・チェディ・リアム」。仏塔からも明らかにここだ、と分かりますが、正面の入り口にも書いてあって一安心。2列目の文字は昔のランナー文字でしょうか。
入口を護る勇ましいライオンの像。
こちらにはかつての都の名前、ウイアン・クー・カム(WIANG KUMKAM)の表示があります。
道には門があり、お寺の名前が表示されてます。
入口を護る勇ましいライオンの像。 こちらにはかつての都の名前、ウイアン・クー・カム(WIANG KUMKAM)の表示があります。 道には門があり、お寺の名前が表示されてます。
入口を入ると、本殿、その後ろに大きな仏塔がそびえます。
こちらは本殿の正面。両側をドラゴンが護ってますね。
入口を入ると、本殿、その後ろに大きな仏塔がそびえます。 こちらは本殿の正面。両側をドラゴンが護ってますね。
あれれ~?馬車がいる。昔行ったタイ北部の町の1つ、ランパーンみたいだ。^-^)v
寺院の前は大きな広場になっていて馬がのんびりと餌を食べてたりします。
あれれ~?馬車がいる!昔行ったタイ北部の町の1つ、ランパーンみたいだ。^-^)v
実はこの辺りは、かつての都「ウィアン・クー・カム」があった場所で、発掘された遺跡が多くあり、ここから馬車でゆっくりと観光で回ったりできるんですね。寺院の前は大きな広場になっていて馬がのんびりと餌を食べてたりします。

【ワット・チェディ・リアム】本殿へお参り

さて、寺院に来たら、何はさておき本殿にお参りですね。
正面に仏像が祀られています。沢山の扇風機ですね。^-^;)
正面に仏像が祀られています。沢山の扇風機ですね。^-^;)
お坊様用の席がずらっと。
仏画も多く飾られています。
正面の仏像の手前にあるドラゴンの飾り。
お坊様用の席がずらっと。 仏画も多く飾られています。 正面の仏像の手前にあるドラゴンの飾り。
こちらが正面の仏像。大きな仏像の手前の石像のような小さな仏様が本尊でしょうか。
入口の上に描かれている仏画なんですが、何やら見たことないような絵柄。女性が踊っているのか戦っているのか。
こちらが正面の仏像。大きな仏像の手前の石像のような小さな仏様が本尊でしょうか。 入口の上に描かれている仏画なんですが、何やら見たことないような絵柄。女性が踊っているのか戦っているのか。
入口の様子。北部で見られる飾りがありますが、色が黒なんですね。
側面の様子。綺麗に装飾されてます。
入口外側の上にある装飾。少し面白い顔してますが、ライオンかな?
入口の様子。北部で見られる飾りがありますが、色が黒なんですね。 側面の様子。綺麗に装飾されてます。 入口外側の上にある装飾。少し面白い顔してますが、ライオンかな?

【ワット・チェディ・リアム】ピラミッド様式の仏塔

本殿後ろには、高くそびえる5段階様式仏塔があります。
本殿後ろには、高くそびえる5段階様式仏塔があります。
ランプーンにある寺院「ワット・チャーム・ティーウィーのチェディ・ククット」をモデルに造られたものだそうですが、早速見てみましょう。
後方からの眺め。4方向をライオンが護っている綺麗な仏塔。
後方からの眺め。4方向をライオンが護っている綺麗な仏塔。
別の角度からの眺め。
別の角度からの眺め。
別の角度からの眺め。
下部の様子。右方向に見えるのが先ほどの本殿ですね。
下部の様子。右方向に見えるのが先ほどの本殿ですね。
ランプーンにある寺院「ワット・チャーム・ティーウィーのチェディ・ククット」をモデルとして造られた仏塔。
ランプーンにある寺院「ワット・チャーム・ティーウィーのチェディ・ククット」をモデルとして造られたこの仏塔。

チェディ・ククット」に同じく、各階層は各々の面に3つの仏像を収め、5段あることから一面は15もの仏像をお祀りしています。仏塔は4面あることから、全部で60体の仏像をお祀りしていることになります。
ベースは各面1つの仏像がお祀りされています。この部分は「チェディ・ククット」と異なりますね。

ずいぶん高い塔のようですが、いったい何メールあるんでしょう?
一段目。手のひらを前に向けている仏像。
2段目:起立した姿勢の仏像。
3段目:手をお腹辺りに当てている仏像。
4段目、5段目は起立している姿勢でしょうか。
一段目:手のひらを前に向けている仏像。 2段目:起立した姿勢の仏像。
3段目:手を胸に当てている仏像。
4段目、5段目は起立している姿勢でしょうか。
土台の様子。各面1体の仏像が納めされていますね。
4隅はライオンが護ります。
銅鑼が沢山並んでます。
土台の様子。各面1体の仏像が納めされていますね。 4隅はライオンが護ります。 銅鑼が沢山並んでます。

【ワット・チェディ・リアム】本殿の周りの様子

本殿周りの様子です。
正面から見て、右側に少し小さめのお堂があり、その前あたりに、傘を担いだ仏像が祀られています。
後ろには先ほど見た仏塔がそびえてますね。
正面から見て、右側に少し小さめのお堂があり、その前あたりに、傘を担いだ仏像が祀られています。後ろには先ほど見た仏塔がそびえてますね。
境内はそれほど広くなく、こじんまりした静かな寺院です。
御堂と仏像を斜めから眺めたところ。お堂はカッコいいです。
御堂と仏像を斜めから眺めたところ。お堂はカッコいいです。
ちなみに、お堂は女性は入れません。(と注意書きがされてます)
お堂の正面。装飾も形も綺麗な屋根。
正面の扉。仏像が描かれてますね。
お堂の正面。装飾も形も綺麗な屋根。 正面の扉。仏像が描かれてますね。
寺院でよく見るナーガ(蛇神)だと思いますが、ちょっと形が違います。
たまに見かける「モム」と呼ばれる守護神でしょうか。(ドイステープでも見た気が...)
寺院でよく見るナーガ(蛇神)だと思いますが、ちょっと形が違います。 たまに見かける「モム」と呼ばれる守護神でしょうか。ドイステープでも見た気が...) 四面佛(大梵天王)がお祀りされてます。
「婚姻」と見えますが、「平安、招財、事業、婚姻」の仏様ですね。
境内で売っていたお土産品。
ごみの仕分けをレクチャーしているようです。
周りを観光できるオープンエアのバスが止まってます。馬車に同じく、ここから出発できるようですね。
境内で売っていたお土産品。 ごみの仕分けをレクチャーしているようです。 周りを観光できるオープンエアのバスが止まってます。馬車に同じく、ここから出発できるようですね。

突如見える巨大な仏塔。チェンマイの街中の近くにこんな寺院があったんですね。
時間に余裕のある時は是非お立ち寄りを。ヽ(^。^)ノ

ワット・チェディ・リアム