【タイ中部】カンチャナブリー2

タイ中部カンチャナブリー2

カンチャナブリー2(プラサート・ムアン・シン歴史公園)のフォトギャラリーです。

プラサート・ムアン・シン歴史公園

カンチャナブリの街から北西へ約40Km、サイ・ヨーク郡(Sai Yok district)のクウェー・ノイ川沿いにクメール遺跡としては最西端の遺跡があり、1987年には「プラサート・ムアン・シン歴史公園」となっています。

ラテライト(紅土)煉瓦造りのこの遺跡、ビルマに対するクメール帝国の前哨基地として12世紀頃作られたようですが、クメールと言えば現在のカンボジア。西方のここ「ムアン・シン」(獅子の都)までクメールの勢力が及んでいたということ なんですね。

バイヨン様式(Bayon style)とも言われるこの遺跡、クメール帝国のジャヤバルマン7世王(Jayavarman VII)統治の 時代 (1181-1215) に建てられたということです。(日本で言えば平安時代から鎌倉時代に入ったあたり)

【カンチャナブリー】プラサート・ムアン・シン歴史公園

では早速回ってみましょう。
ここ「プラサート・ムアン・シン歴史公園」 Prasat Muang Sing Historical Park は「Monument no.1~no.4」と「Burial Site」(墓地遺跡)から構成されてます。(ということも良く分からず回ったので、実際にはno.2より回ってしまってました)

Monument No.1

こちらが「Monument No.1」。おぉ、遺跡だ~、という感じですね。(^◇^)
「クメールの遺跡」というと「コーラートのピマーイ遺跡」を思い出しますが、ピマーイ遺跡は(かつての寺院の中心部のみとなりますが)外壁は南北1020m、東西580m。
こちら「プラサート・ムアン・シン」は、遺跡の敷地は、南北800m, 東西1,400m、ということから、「プラサート・ムアン・シン」も結構な大きさということになりますね。

上の写真では建物の大きさがつかみずらいですが、真ん中にある入口が人の高さよりも結構高いところを想像してもらえると分かるかもしれません。(いや想像と言われても。むむ、難しい ... )
階段
元々こうなのか分かりませんが、幅が狭くて非常に上がりにくい階段。大股によっこらしょー、みたいな感じで足を上げないと上れません。

ラテライト煉瓦の壁。年代を感じますね。
階段
元々こうなのか分かりませんが、幅が狭くて非常に上がりにくい階段。大股によっこらしょー、みたいな感じで足を上げないと上れません。

ラテライト煉瓦の壁。年代を感じますね。
内部の天井の様子
煉瓦のブロックが積まれてます。
周りの様子
周りから見たところ。壁に囲まれた狭い通路みたい。
内部の天井の様子
煉瓦のブロックが積まれてます。
周りの様子
周りから見たところ。壁に囲まれた狭い通路みたい。
Radiating Bodhisatva Avualokitesavara
(観世音菩薩)

このプラサート・ムアン・シン内部に祀られている菩薩像。本物は博物館にあるようです。
Prajna Paramita (般若波羅蜜多)
こちらは女神像ですね。こちらも本物は博物館にあるようです。
Radiating Bodhisatva Avualokitesavara
(観世音菩薩)

このプラサート・ムアン・シン内部に祀られている菩薩像。本物は博物館にあるようです。
Prajna Paramita (般若波羅蜜多)
こちらは女神像ですね。こちらも本物は博物館にあるようです。
Radiating Bodhisatva Avualokitesavara
(観世音菩薩)

別の角度から見たところ。
Radiating Bodhisatva Avualokitesavara
(観世音菩薩)

別の角度から見たところ。
Radiating Bodhisatva Avualokitesavara (観世音菩薩)
別の角度から見たところ。目はつむられているのでしょうか。
門から見たところ
こちらは東門になるのでしょうか。正面から見ると、観世音菩薩が見えますね。
壁の様子
煉瓦が積まれて作られている壁の様子。何かの映画の世界のような色と質感。
門から見たところ
こちらは東門になるのでしょうか。正面から見ると、観世音菩薩が見えますね。
壁の様子
煉瓦が積まれて作られている壁の様子。何かの映画の世界のような色と質感。
門の外の煉瓦敷き
一面煉瓦で敷き詰められてます。広々としたところですね。
門の外の煉瓦敷き
一面煉瓦で敷き詰められてます。広々としたところですね。
門の外の煉瓦敷き
一面煉瓦で敷き詰められてます。広々としたところですね。

Monument No.2

こちらが「Monument no.2」です。 回った順番はこちらからでした。^◇^)ゞ
テラスの大きな全面
(テラスの大きな全面)

説明によれば...
このno2の遺跡のある場所は以前は草木に覆われた場所。このno2の遺跡は上で見たno.1の遺跡と同じような感じに見えますが、建物の後ろに仏塔があり、そのためテラスはより広くなっているところがno.1との違いになっている。

テラスの両側には柱が立っていた穴があり、そこにテラコッタのタイルで覆われた木製の屋根を支える柱があった。柱の穴の脇にはナーガ(蛇神)に護られた仏像があり神と女神の像が発見され、現在は国立博物館に展示されている。

Jaya Buddha Mahanath statue(ジャヤー・ブッダ・マハナート像:発見された仏像を指しているのかな?)は、ジャヤーヴァルマン7世(※1)より賜った仏像がここに祀られていたと信じられている。
  • ※1) ジャヤーヴァルマン7世
    Wikiによればクメール王朝初の仏教徒の国王(1181年 - 1218年/20年)。仏法で国を統治する転輪聖王となることを志して戦乱で荒廃した国の復興を目指した王様。在位中に王国の勢力は南はチャイヤー、西はビルマ、東は南シナ海沿岸部、北はラオス中央部に拡大している。
テラスへの階段
中への階段
幅が狭くて急です。No.1の方もそうだったんですが、当時はこれが普通だったのかな?
テラスへの階段 中への階段
幅が狭くて急です。No.1の方もそうだったんですが、当時はこれが普通だったのかな?
階段横の模様
レンガ造りの側面
階段上
レンガのブロックが積み重なってます
階段横の模様
レンガ造りの側面
階段上
レンガのブロックが積み重なってます
更に進むと
これが説明にあった木製の屋根を支える柱があった跡ですね?
地面が土になってます。
もう少し進むと
こちらにも説明にあった屋根を支える柱があった跡ですね?
こちらの地面はレンガのブロック。
更に進むと
これが説明にあった木製の屋根を支える柱があった跡ですね?
地面が土になってます。
もう少し進むと
こちらにも説明にあった屋根を支える柱があった跡ですね?
こちらの地面はレンガのブロック。
周りの様子
レンガのブロックでできている建物の様子
周りの様子
レンガのブロックでできている建物の様子
周りの様子
レンガのブロックでできている建物の様子
周りの様子
レンガのブロックでできている建物の様子
Monument no.1
向こうに見えるのが、Monument no.1です。
周りの様子
レンガのブロックでできている建物の様子
Monument no.1
向こうに見えるのが、Monument no.1です。

墓地遺跡 (Burial Site)

ここ「プラサート・ムアン・シン歴史公園」には、墓地遺跡もあります。
(コーラートのバン・チアン遺跡などでも発掘されてますね)

発掘における説明では、...
1985年、プラサート・ムアン・シン歴史公園プロジェクトのメンバーが、中心となるモニュメントの南側、遺跡の壁の外のエリアの表面をきれいにしている時、壺やブロンズの加工品、ビーズ、人骨などの先史時代の遺物が頻繁に見つかることを発見した。5か月後、考古学チームが調査した結果、この場所はこの周辺では最初の先史時代の遺物が発見された場所であることが分かり、タイ芸術局(Fine Arts Department)は直ちに発掘することを決定した。
発掘は1986年4月から7月まで行われ、この墓地遺跡は発掘に59日を要し、先史時代の遺物に関する新たな証拠をもたらした。
発掘場所内の様子1
全体をみたところ。上の段に人骨が発見されてます。
発掘場所内の様子2
上の段を別の角度から見たところ
発掘場所内の様子3
全体をみたところ。上の段に人骨が発見されてます。
発掘場所内の様子2
上の段を別の角度から見たところ
発掘場所内の様子3
上の段のクローズアップ。
発掘場所内の様子3
上の段のクローズアップ。
発掘場所内の様子4
上の段を別の角度から見たところ
発掘場所内の様子4
上の段を別の角度から見たところ
歴史公園内の案内ボード
墓地遺跡 (Burial Site)の外観
屋根の下に、上で見られる発掘場所があります。
歴史公園内の案内ボード
墓地遺跡 (Burial Site)の外観
屋根の下に、上で見られる発掘場所があります。
周辺の様子
すぐ隣はクウェー・ノイ川。
花たち
タイの南の方ではよく見る花「リーラーワディー」。
周辺の様子
すぐ隣はクウェー・ノイ川。
花たち
タイの南の方ではよく見る花「リーラーワディー」。

カンチャナブリーと言えば別ページで紹介してるクウェー川鉄橋が非常に有名ですが、こういった遺跡もあるんですね。アユタヤスコータイなどの他の歴史公園に比べるとコンパクトにまとまってますが、雰囲気の良い広々とした場所でした。

カンチャブリ方面へ出かける際には、ちょっと寄ってみるのも良いですね。 (*^▽^*)

【タイ中部】カンチャナブリー2