女王チャーマ・ティーウィーの像

ランプーン女王チャーム・ティーウィーの像

タイ北部、ランプーンに祭られるハリプンチャイ王国の女王「チャーム・ティーウィーの像」Cham Thewi Monument のフォトギャラリーです。

かつては「ハリプンチャイ」と呼ばれタイ北部では王室都市としてもっと古く繁栄したランプーン。ピン川の支流のクワン川沿いの静かな街で、 タイ北部の主要都市チェンマイからはおよそ30km、車では30分ぐらいの所に位置します。

ランプーンの最初の統治者、ハリプンチャイ王国の女王「チャーム・ティーウィー」の像

歴史的にはこの地は「ランプーン」と呼ばれる遥か以前は「サマントラプラテート」Samantraprathet と呼ばたようです。その衰退後、661年に「ハリプンチャイ・ナコーン」として町は復活します。663年には現在のタイ中央ロッブリーより王女「チャーム・ティーウィー」(またはチャーマ・ティーウィー Queen Cham Thewi or Chama Thewi or Chamadevi)(ラウォ or ラワポー王の娘 daughter of King Of Lawo or Lawapur)が女王として迎えられ「ハリプンチャイ王国」が始まり、女王はタイ中部の王国「ドゥヴァラヴァティ」Dvaravati の文明を北タイへ初めてもたらすことになります。

女王チャーマ・ティーウィーは現地の様々な部族を集め、10の王室徳目で彼らを統治、国全体に寺院を建設し仏教を取り入れて、他の流域(ワン川やピン川流域)にも文化を拡大していきます。女王がまだ修道女であったとき、数々の善行を行っていたため人々に「最愛の女王」と呼ばれました。

ランプーンの街中にはこの初代の統治者である女王「チャーム・ティーウィー」の像があり、参拝する人も多いようですね。ここは2度ほど訪れてますが、ランプーンに来たら是非ご挨拶に立ち寄ってみては如何でしょう。 o(´▽`*)O

【チャーム・ティーウィー】像は公園に

ランプーンの初代統治者、女王「チャーム・ティーウィー」。その像は、街中の公園にたっています。
女王「チャーム・ティーウィー」の像のある場所
こちらがその公園です。外観は歴史を語っているようで趣がありますね。
塀の上に、この地を守るかのように象さんが並んでます。
象さんを後ろから見たところ(失礼)
街を見渡してますね。
ツボみたいな飾りもあります。ランプかな?
塀の上の象たち
塀の上に、この地を守るかのように象さんが並んでます。
後ろから
象さんを後ろから見たところ(失礼)
街を見渡してますね。
象さん以外には
ツボみたいな飾りもあります。ランプかな?
公園に入ると、広場があり、その奥に女王「チャーム・ティーウィーの像」がたっています。
背景には城壁のようなものも見えますね。
公園内の奥に見えるのは...
公園に入ると、広場があり、その奥に女王「チャーム・ティーウィーの像」がたっています。
背景には城壁のようなものも見えますね。

【チャーム・ティーウィー】チャーム・ティーウィーの像へお参り

公園奥にたつ初代統治者、女王「チャーム・ティーウィー」の像。
前には緩やかな階段、両脇に象さん達が護る場所。後ろには城壁みたいなものが見えます。
前には緩やかな階段、両脇に象さん達が護る場所。後ろには城壁みたいなものが見えます。
右手に剣(だと思います)を持ち、左手を前に差し出し(友好を表現している?)ている威厳のあるお姿です。
女王「チャーム・ティーウィー」の像
右手に剣(だと思います)を持ち、左手を前に差し出し(友好を表現している?)ている威厳のあるお姿です。
お供え物と、お祈りする言葉が表示されてます。
女王に関する歴史等が記載されてます(タイ語ですが)
両サイドは白象たちが護ります。
像の前には
お供え物と、お祈りする言葉が表示されてます。
像の下には
女王に関する歴史等が記載されてます(タイ語ですが)
両脇には
両サイドは白象たちが護ります。
人々から「最愛の女王」と呼ばれるチャーマ・ティーウィー。威厳のあるお姿ですね。
頭にかぶっているのは王冠でしょうか。
像に近寄ってみたところ
頭にかぶっているのは王冠でしょうか。人々から「最愛の女王」と呼ばれるチャーマ・ティーウィー。威厳のあるお姿ですね。

【チャーム・ティーウィー】像の後ろの城壁

像の後ろには城壁のようなものがあります。
単に像の背景のために作られたものなのか、背後を守る、というためのものなのでしょうか。
単に像の背景のために作られたものなのか、背後を守る、というためのものなのでしょうか。
中央の装飾。非常に細かく仏像などが沢山彫られてますね。
中央の装飾。非常に細かく仏像などが沢山彫られてますね。
中央の装飾。非常に細かく仏像などが沢山彫られてますね。
非常に細かい装飾
中央の装飾。非常に細かく仏像などが沢山彫られてますね。

【チャーム・ティーウィー】その他いろいろ

その他、公園周りの様子です。
チャーマ・ティーウィーの碑の案内
公園内にはハトが沢山。
飾りつけですが、タイ北部でよく見られる提灯のような飾りを沢山まとめた装飾。
チャーマ・ティーウィーの碑の案内 公園内にはハトが沢山。 飾りつけですが、タイ北部でよく見られる提灯のような飾りを沢山まとめた装飾。
観光用のにミニバスですね。これからどこに行くのかな?^-^)
公園の外の様子。大きな通りに面していて開けた感じですね。
観光用のにミニバスですね。これからどこに行くのかな?^-^) 公園の外の様子。大きな通りに面していて開けた感じですね。

ハリプンチャイ王国の初代の王、しかも女王のチャーム・ティーウィー。年代は今からおよそ年も前になる661年にタイ中部から王として迎えられたということですが、当時、王女が王として他国へやってくるとはどれほどのことだったんでしょう。
相当強い方だったと思いますが、色々苦労されたのは想像に難くないですね。今も慕われる最愛の女王、チャーマ・ティーウィーでした。o( ^ - ^ )o

女王チャーマ・ティーウィーの像